日本民間故事中日雙語

  中國民間流傳了很多傳說故事,其他國家民間也有不少傳說故事,比如日本。下面小編為大家整理了日本民間故事,歡迎大家閱讀。

  日本民間故事一:山羊與獅子

  ある日、ヤギが夕立にあって、ずぶぬれになってしまいました。ライオンが窓から、ずぶぬれのヤギを見て「私の家で、雨やどりをしたまえ」と、聲をかけました。ヤギは感謝して、ライオンの家へ入りました。

  某日,山羊遇到驟雨,全身都溼透了。獅子從自家窗戶見到了被淋溼的山羊,向她招呼道“到我家避避雨吧”。山羊十分感謝獅子,進了他的家門。

  ライオンは「ヤギ君、そこへお座りよ。雨やどりの間、ギターをひいてあげよう」と、ギターの伴奏にあわせて、歌いだしました。

  獅子說:“山羊君,請坐到這張椅子上吧。趁你在我這兒避雨的功夫,我給你彈吉他吧”,獅子合著吉他的伴奏唱了起來。

  ♪ 雨の降る日は 家にいて おいしい肉のおいでを待つのさ……

  ♪ 下雨的日子,來到了我家,美味的肉自己送上門啦......

  ヤギは、「おいしい肉」が何なのかわかって、ビックリしましたが、落ちついて言いました。

  「ライオンさん、とてもお上手ですね。私にもちょっと、ギターをひかせてくれませんか」

  ライオンは上きげんで、ヤギにギターを渡しました。ヤギは、ギターをひきながら、こんな歌をうたいました。

  山羊清楚地知道“美味的肉”指的是什麼,雖然吃了一驚,但卻冷靜地對獅子說:

  “獅子先生,彈的真好呀。能讓我也弾彈嗎?”

  獅子非常高興,把吉他遞給了山羊。山羊一邊彈一邊唱起了這樣的歌。

  ♪ きのう殺した 1萬匹のライオン 今日は何匹殺そうか

  ♪ 昨天干掉了1萬頭獅子 今天干掉幾頭呢?

  これを聞いて、ライオンはびっくりしました。そして、奧さんを呼ぶと「おい、たきぎを取ってこい!」奧さんは、雨の中をたきぎ取りとはと驚きました。すると、ライオンは小さな聲で、奧さんに「帰ってくるな!」と、ヤギに聞えないように言いました。

  獅子聞此大吃一驚。接著向即將回家的妻子高呼“喂,去砍點柴火回來!”,妻子對於在雨中砍柴表示吃驚。所以,獅子用他自以為山羊聽不見的音量小聲對妻子說“別回來!”

  ヤギは、今度はもっと大きな聲で、♪ きのう殺した 1萬匹のライオン…… と、歌います。

  ライオンは、今度は息子を呼びました。「森へ行って、お母さんを探して來い」そして、小さな聲で「帰ってくるな」とつけたしました。

  山羊這次用更大的聲音唱 ♪ 昨天干掉了1萬頭獅子……。

  獅子此次向兒子呼喊。“去森林裡找你老媽過來”, 接著小聲加了一句“別回來”。

  ヤギは聞えないふりをして、さらにもっともっと大きな聲で、♪ きのう殺した 1萬匹のライオン…… と、歌います。

  山羊裝作沒聽見,越發大聲的唱起來 ♪ 昨天干掉了1萬頭獅子......。

  ライオンは、もうこわくて、いても立ってもいられません。

  「ヤギさん、ちょっと、ウチのやつらを探してくるから、ゆっくり休んでくれたまえ」というが早いか、家から出て行きました。

  獅子這時已經害怕的坐立不安了。

  “山羊先生,我要出去找找老婆孩子,你先在這裡好好休息吧。”獅子撂下這句話就從家裡跑出去了。

  ライオンがみえなくなったとたん、ヤギはギターを放り出して、いちもくさんに逃げ出しました。

  山羊一看到獅子消失在視野之外就立即放下吉他一溜煙的逃跑了。

  日本民間故事二:天狗的隱身蓑衣

  むかしむかし、彥一***ひこいち***と言う、とてもかしこい子どもがいました。

  在很久很久以前,有一個非常聰明的孩子,他的名字叫做彥一。

  小さい頃から頭が良くて、ずいぶんととんちがきくのですが、大が付くほどの酒好きです。

  他從小就很聰明,也相當機靈,就是嗜酒如命。

  何しろ彥一の夢は、毎日たらふく酒を飲むことです。

  總之一句話彥一的夢想就是每天喝酒喝到飽。

  「酒が飲みてえな。何か、うまい知恵はないだろうか?」

  “好想喝酒。有什麼好辦法不?”

  考えているうちに、ふと、それをかぶると姿が消えるという、テングの隠れみのの事を思い出しました。

  想著想著,他突然想起了一穿上就能隱形的天狗隱身蓑衣。

  テングは村はずれの丘に、時々やって來るといいます。

  聽說天狗會時不時地到村子旁邊的山丘去。

  「よし、テングの隠れみのを手に入れて、酒をたらふく飲んでやろう」

  “嗯,只要拿到天狗的隱身蓑衣,就能喝酒喝個飽了。”

  彥一はさっそく、ごはんを炊くときに使う火吹き竹を持って、丘に來ました。

  彥一立馬拿上煮飯時用的吹火竹棒到山丘那去了。

  「やあ、こいつはええながめだ。大阪や京都が、手に取るように見える。見えるぞ」

  “呀,這風景真心不錯。大阪和京都看上去觸手可及。”

  そう言いながら、火吹き竹を望遠鏡のようにのぞいていると、鬆の木のそばから聲がしました。

  正當彥一邊這麼說著,邊拿吹火竹棒當望遠鏡那樣眺望著,從松樹那有說話聲傳來。

  「彥一、彥一。のぞいているのは、かまどの下の火を吹きおこす、ただの火吹き竹じゃろうが」

  “彥一,彥一。你看的那不就是一根灶臺下面用來生火的吹火竹棒嘛”

  聲はしますが、目には見えません。

  只聞其聲,不見其人。

  テングが、近くにいるのです。

  那天狗就在附近。

  「いいや、これは火吹き竹に似た、幹裡鏡じゃ。遠くの物が近くに見える、寶じゃ。???おお、京の都の美しい姫がやってきなさったぞ。牛に引かせた車に、乗っておるわ」

  “你錯了,雖然這看起來像吹火棒,其實這是千里鏡,是一個能看到遠處的寶貝。......哇,有京都的漂亮妹子正坐著牛車過來呢。”

  「京の都の姫だと?彥一、ちょっとで良いから、わしにものぞかせてくれんか?」テングは、彥一のそばに來たようすです。

  “你說京都的妹子??彥一,一下下就好,讓我也看一下唄?”感覺天狗來到了彥一身邊,這樣說道。

  「だめだめ。この千里鏡は、家の寶物。持って逃げられては、大変じゃ」

  “不行不行。這個千里鏡是我家裡的寶貝。你拿著跑了那就糟糕了。”

  そのとたん、目の前に大きなテングが姿を現しました。

  彥一話音剛落,身材高大的天狗就出現在了眼前。

  「大丈夫、逃げたりはせん。だけどそんなに心配なら、そのあいだ、わしの隠れみのをあずけておこう」

  “沒事,我不會逃的。如果你還是擔心,那我看的時候把隱身蓑衣放你這好了。”

  「うーん、それじゃ、ちょっとだけだぞ」

  “嗯,好吧,只能看一下下哦。”

  彥一はすばやく隠れみのを身につけると、さっと姿を消しました。

  彥一一拿到隱身蓑衣就迅速穿上,隱去了身形。

  テングは火吹き竹を目にあててみましたが、中はまっ暗で何もうつりません。

  而另一邊天狗拿起吹火棒看,卻只看到一片黑暗。

  「彥一め、だましたな!」と、気がついたときには、彥一の姿は影も形もありませんでした。

  “彥一這傢伙,騙我!”天狗反應過來的時候,彥一已消失得無影無蹤。